おとといとおとついの違いって?方言の可能性アリ
「おとついのテレビのさあ」
「え!?おとついって?もしかして方言?」
みたいな事になったことってありませんか?
おととい、おとつい、どちらもよく聞く言葉ですよね。この2つの言葉に違いってあるのかな・・・?
おとついのイメージとしては、祖父母が使っている言葉という感じがありますよね。もしかして本当に方言なのでしょうか・・・?
おとついとおとといの違いをみていきましょう。
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おとといとおとついに違いはあるの?
おととい、おとつい、あなたの周りではどちらが良く使われますか?
僕の周りをみてみると
- 同年代はおとといが多い(10代)
- ちょっと年上の先輩もおとといが多い(20代)
- 親世代だと、半々くらい(40・50代)
- 祖父母世代だと、おとついが多い
僕は鹿児島にすんでいるので、あくまで鹿児島の僕の周りの人だけでとった統計です。
それぞれの代の人たちと話してても、「おとつい・おとつい」言い方が変わるだけで意味は特に変わりませんよね。なので、目立って大きな違いはありません。
意味は同じでも、なんかおとついは方言くさいなってイメージは個人的にあります。
あなたも「おとついって方言?」なんて聞かれたことってあるんじゃないでしょうか?実際はどうなのか、みていきましょう。
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おとついは方言なの?
おとついは関西(近畿地方)でよく使われるなあというイメージがありませんか?
実は、関西だけではなく
- 中国地方
- 四国地方
- 九州地方の一部
わりと西日本では使われる言葉なんですよ。こうやってみると関西の方言というよりも西日本の方言みたいな感じになりますね。
■おとついは西日本で一般的?
上の例だけ見ると、西日本では一般的に使われている印象を受けますね。
しかし、実際に西日本でもおとついがメジャーなのかと言われるとそうではないです。僕の周り(鹿児島)ではおととい派が多いので。
そう考えると、ただ単に地域の方言ではなさそうですよね。
そういえば、祖父母の代は”おとつい”派が多い気がしませんか?僕の祖父母も使います。これはどうしてなんでしょう?
シニア層におとつい派が多い理由
おじいちゃん、おばあちゃんがおとついというのには理由があるんですね。
実は、おとついが変化した言葉がおとといなんです。僕たちが普段使っているおととい、元々はおとついで使われていたんですね。
日本最古の和歌集である万葉集でも、おとつひ(おとつい)と使われていますからね。
■おとといは間違った表現なの?
時代の流れで違う使われ方をする言葉ってありますよね。例えば、”相づちを打つ”を”相の手を打つ”と使う事とかですね。
この例は間違っていますが、おとといに関しては間違っているというわけでもありません。
どちらを使っても正解だけど、もともとはおとついだったというだけです。
祖父母世代がおとついを使うのは、昔ながらの表現を受け継いだからなのかもしれませんね。
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では、今回のおさらいをしておきましょう。
最後に
おとついは方言とおもわれがちだが、昔はおとついが一般的だった。
時代が流れるうちに、おとといが一般化された。
おとついもおとといも同じ意味で使うので、どっちを使っても正しい。
地域や世代でどちらを使うかがわかれる。
ちょっと前のパソコンの変換機能だと、一昨日という漢字は”おとつい”ではでてこなかったようです。
今では、おとといでもおとついでも”一昨日”と変換できるのでどっちを使っても間違いではないですね。
僕もおとついは方言なのかな?と思ってたので、今回の結果は驚きでした(笑)。
いつかおとついを使って
「それ方言?」
みたいに言ってきた人にどや顔で説明するっていううざいノリをしてみようと思います(笑)。
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